息子と娘の心理の違いをご存じですか?
息子と娘が違うということは
お母さんであれば誰でも感じたことがあると思います。
しかし、息子だけを育てているお母さんは娘の心理を理解するのが難しく
逆に娘だけを育てているお母さんは息子の心理を理解しにくいものです。
それでも、息子と娘は明らかに違うということは誰もが分かっています。
では、なぜ息子と娘は違うのでしょうか?
その理由を考えてみたことはありますか?
身体的な男女の違いについては、あえて説明しなくてもよいでしょう。
身体的な性徴や骨格の違いとは別に、息子と娘は心理も異なります。
いや、より正確に言えば、心理自体は同じですが、心が違うのです。
この心の違いによって、心理が異なって感じられるのです。
外部の情報を受け取る認識心理、
情報を記憶しそれを呼び出す記憶心理、
外に表現する表現心理など
これらの心理の働きには必ず心が作用しています。
多くの人は心理が違うと言いますが
実は心理が働く原理そのものは男女で同じです。
異なるのは、心なのです。
息子の心は、ストレスを排除し、楽しい気分だけを求める心です。
一方、娘の心は、ストレスを認識し、
それを傷として記憶し、この傷を癒そうとしながら、良い感情を求める心です。
息子はストレスをとても嫌がり
ストレスが入ってくると
ストレスを排除するための言葉や行動をとります。
そのため息子はストレスを記憶として残しません。
一方で、娘はストレスを認識し
ストレスを感じると、それを癒すために理解しようとします。
しつこく聞いたり、質問したり、知ろうとするのはこのためです。
そして、ストレスを癒すための言葉や行動をとります。
そこで癒されなかったストレスは傷として記憶に残ります。
このように心の違いというシンプルな原理を理解するだけで
息子と娘の心理がはっきりと違うことが分かるはずです。
逆にこの心の違いを理解していないと
息子と娘の心理を理解することは不可能です。
もし子どもに問題が起き、
対応すべき方法が見つからず、つらく苦しい状況が続くとすれば
それはこの心の原理を全く理解していないからです。