母として、妻として、そして何よりも「女性」として

子育てに全てを捧げ、日々の忙しさの中で、ふと鏡に映る自分に「私はもう“女性”ではないのかもしれない」と感じることはありませんか?

結婚し、出産し、母となったあなたは、今も変わらず、一人の「女性」として生きています。

母である前に“女性”としての自分を見失わないことの大切さを思い出させてくれる、心からのエールを送ります。

母親として子どもを育てることに専念して生きていると、自分はもはや女性ではないと感じることがあります。

これは大きな錯覚です。

結婚や出産を経て子どもを育てる女性は、中年であろうと老年であろうと、年齢に関係なく、夫の妻であり子どもの母であり、そして一人の女性です。

このように、妻、母、女性が共に存在しながら生きていくことが、母親である女性の人生ですが、この中で妻や母の役割を果たすためにエネルギーを生み出し作用させるのは、女性である自分自身です。

つまり、女性である自分の身体と心、内なる気持ちが作用して、愛と幸せを生み出し、それを妻として夫に、母として子どもに分け与えるのです。

そうなると、妻、母、女性の中で最も根本となるのは、一人の女性としての自分自身です。自分が女性であることを忘れて、妻や母としてのみ生きたり、女性としての自分からマイナスの性エネルギーしか生み出されなければ、その女性は夫や子どもに分け与える愛や幸せを持てません。

そうなると、女性は無いものをさらに消耗して分け与えることになるため、結局それは犠牲と抑圧、傷となり、夫や子どもからそれを補おうとする補償心理が働くようになります。

そのため、夫や子どもが自分の思い通りにしてくれることを望んで、執着するようになるのです。このような場合、夫は家庭で最低限の生活だけをし、妻を回避すれば済みますが、自立力のない子どもは母親を避けることができず、そのまま母親の影響を受けながら心理的な問題が生じ始めます。

一方で、女性としてプラスの性エネルギーを生み出す女性の場合、このプラスの性エネルギーが女性の愛と幸せを強化し、妻として夫に、母として子どもたちに、無条件の愛と幸せを分け与える尽きることのない泉となるのです。

これは無いものを与えるのではなく、満ちあふれているものを分け与えるため、子どもたちに対して犠牲や抑圧、傷、執着ではなく、健全な愛と関心として作用し、それはむしろ子どもたちの心理的問題を癒してくれます。

さらに、プラスの性エネルギー生み出す女性の女性力は、女性の自己中心(=自分の軸)をしっかりと築き、自ら傷を癒す働きを強化してくれるため、子どもが試行錯誤を経て生じる問題に対しても、母親自身が振り回されたり、対応できないということがなくなります。

そのため、女性力を持った女性は、母親として子どもを育てるとき、苦しみや困難ではなく、育児の喜びと幸せだけを感じられるようになります。子どもたちが試行錯誤の中で起こる問題に対しても、あたふたするのではなく、それがわが子の成長の痛みであると理解し、応援してあげることができるのです。

母親自身に常にプラスの性エネルギーが生み出されることで、それが心の余裕をもたらしてくれるからです。このように、皆さんは自分が母親や妻である前に、一人の女性であるということを知らなければなりません。

また、女性として女性力を持つようになってこそ、それを通して尽きることのない愛と幸せを生み出し、子どもたちに健全な関心と愛を分け与えることができるということを知っておく必要があります。

したがって、年齢に関係なく、母親にも女性力は必ず必要なのです。

母であることは、女性としての人生の一部であり、決してその全てではありません。
あなたが自分自身を慈しみ、心と体にエネルギーを満たすとき、その愛と幸せは自然と家族へと広がっていきます。

母として、妻として、そして何よりも「女性」として、あなたの人生がもっと豊かで、もっと喜びに満ちたものになりますように。

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